Googleフォトを初めて使う方は、①バックアップ状態の確認、②検索・編集・アルバムでの整理、③家族や友人との共有、という3つの基本から覚えると分かりやすいでしょう。
写真の削除やスマートフォンの容量整理は、保存場所によって結果が変わるため注意が必要です。本記事では基本的な使い方を中心に説明し、削除方法の違いについては別の記事で詳しく解説します。
Googleフォトとは?初心者はまず3つの基本を覚えよう
Googleフォトは、スマートフォンなどの写真や動画をGoogleアカウントへバックアップし、検索・編集・整理・共有できるサービスです。
同じGoogleアカウントでログインすれば、バックアップした写真や動画をスマートフォンだけでなく、パソコンなどからも確認できます。Google公式も、バックアップした写真や動画にはログイン中のデバイスからアクセスできると案内しています。
初心者の方は、最初からすべての機能を覚える必要はありません。まずは次の3つから始めましょう。
- 正しいGoogleアカウントにバックアップされているか確認する
- 検索・編集・アルバムを使って写真を探したり整理したりする
- 共有相手と公開範囲を確認して写真を共有する
写真を削除したりスマートフォンの空き容量を増やしたりする操作は、バックアップ状態を確認した後に行います。
私が家電販売店で15年以上、スマートフォンやパソコンの操作相談を受けてきた中でも、Googleフォトでの失敗は「ボタンの場所が分からない」ことより、写真が今どこに保存されているのかを勘違いしていることから起きるケースが目立ちました。
Googleフォトの一覧に写真が表示されていても、それだけで「Google側へのバックアップが終わった」とは限りません。
写真を整理する前に、「見えているか」ではなく「バックアップ済みか」を確認することが最初の一歩です。
また、個人向けGoogleアカウントでは15GBの保存容量が提供され、GoogleフォトだけでなくGmailやGoogleドライブなどと共有されます。
Googleフォトの使い方①バックアップ済みか確認するには?
Googleフォトを使い始めたら、ログイン中のGoogleアカウントとバックアップ状態を最初に確認しましょう。
写真を削除したり端末容量を整理したりするのは、その確認が終わってからです。
基本的には次の流れで確認します。
1. Googleフォトを開く
2. プロフィール写真またはイニシャルをタップする
3. 使用しているGoogleアカウントを確認する
4. 「フォトの設定」または「Googleフォトの設定」を開く
5. 「バックアップ」を確認する
6. バックアップ先のGoogleアカウントを確認する
7. バックアップの進行状況を確認する
Google公式では、バックアップの状態として「バックアップの準備中」「写真をバックアップしています」「バックアップ完了」などが表示されると案内しています。

大切なのは、「写真一覧にあるから大丈夫」と判断しないことです。
さらに慎重に確認したい写真は、1枚開いてバックアップ情報を確認したり、パソコンのGoogleフォトから同じGoogleアカウントで写真が表示されるか確かめたりすると判断しやすくなります。
バックアップ先のGoogleアカウント間違いにも注意
操作相談でよくあるのが、「バックアップはされていたけれど、思っていたGoogleアカウントとは別だった」というケースです。
Gmail用、仕事用、以前作ったアカウントなど、複数のGoogleアカウントを使っている方は珍しくありません。
そのため私は、バックアップのオン・オフだけでなく、「どのGoogleアカウントに保存しているか」までセットで確認することをおすすめしています。
「元の画質」と「保存容量の節約画質」はどう違う?
Googleフォトでは、バックアップ時の画質として主に「元の画質」と「保存容量の節約画質」を選べます。
| 設定 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 元の画質 | 撮影時と同じ解像度で保存 | 元データの画質を重視したい人 |
| 保存容量の節約画質 | 圧縮やサイズ変更で容量を抑える | 保存容量を節約したい人 |
「保存容量の節約画質」では、16MPを超える写真は16MPに、1080pを超える動画は1080pに変更される場合があります。
また、2021年6月1日より前に「高画質」(現在の「保存容量の節約画質」)などでバックアップした対象データは、Googleアカウントの保存容量にカウントされません。
一方、現在新しくバックアップする「保存容量の節約画質」の写真・動画は、基本的に保存容量を使います。
バックアップのオン・オフ、保存先のGoogleアカウント、写真ごとのバックアップ状態については、Google公式:写真や動画をバックアップするでも確認できます。
Googleフォトの使い方②検索・編集・アルバム・共有はどうする?
バックアップを確認できたら、次は写真を「探す・整える・まとめる・見せる」という使い方へ進みましょう。
初心者の方にとって特に便利なのは、細かくフォルダ分けしなくても写真を検索できる点です。
Googleフォトで写真を検索する
Googleフォトでは、人物やペット、被写体、撮影場所などを手がかりに写真を探せます。機能によっては地域やアカウントなどで利用条件が異なります。
基本操作は次のとおりです。
1. Googleフォトを開く
2. 「検索」をタップする
3. 探したい言葉を入力する
4. 表示された写真を確認する
たとえば「犬」「京都」などを入力して探せます。人物に名前のラベルを設定している場合は、名前から探すこともできます。
私はこれを、押し入れの箱を全部開けて探す方法から、「写真専用の案内係に聞いて探す方法」へ変わったようなものだと考えています。
アルバムを完璧に分類してから使うのではなく、必要なときに検索する使い方を覚えるだけでも写真整理はかなり楽になります。
アプリのバージョンや利用できる機能によっては、「検索」タブが「相談」と表示される場合があります。Googleフォトの「フォトに相談」が有効になっていると名称が変わるため、「検索」が見つからない場合は「相談」も確認してください。
写真を編集する
写真を開いて「編集」を選ぶと、切り抜きや回転、明るさ、コントラスト、彩度などを調整できます。
現在のGoogleフォトには端末によってAIを使う編集機能などもありますが、使える機能は端末やアカウントによって異なります。
初心者の方は、まず「暗い写真を少し明るくする」「傾いた写真を直す」「不要な端を切る」といった基本操作から始めれば十分です。
利用できる編集機能や表示される項目は、端末の性能、アプリのバージョン、地域などによって異なります。詳しい操作は、Google公式:写真を編集するで確認できます。
アルバムを作る
旅行や家族、趣味など同じテーマの写真をまとめるなら、アルバムが便利です。
Google公式によると、1つのアルバムには最大20,000個の写真や動画を追加できます。
基本的には、写真を選択して「アルバムに追加」から新しいアルバムを作り、タイトルを付けます。
画面の名称や配置はアプリの更新で変わることがありますので、「アルバム」「追加」といった言葉を目印にするとよいでしょう。
写真やアルバムを共有する
家族や友人に写真を見せたいときは「共有」を使います。
Googleアカウントを持つ相手を指定して共有する方法のほか、共有リンクを作る方法があります。

ここで知っておきたいのがリンク共有です。
Google公式では、アルバムの共有リンクを知っている人は写真を閲覧できると説明しています。リンクの共有をオフにして新しいリンクへ切り替えることもできます。
私が相談時に気を付けてお伝えしてきたのは、「写真を送れたら終了」ではなく、共有が終わった後も公開状態を確認することです。
旅行写真などを一時的に共有しただけなら、後日アルバムの共有設定を見直しておくと安心です。
なお、相手がすでに写真をダウンロードしたりコピーしたりしている場合、あとから共有を停止しても相手側に保存されたファイルまでは削除されません。
共有方法や公開範囲の確認については、Google公式:写真や動画を共有するも参照してください。
Googleフォトで削除・容量整理をするときの基本的な注意点
Googleフォトの削除では、「スマートフォン本体」と「Googleフォト」のどちらから写真を消したいのかを先に決めることが大切です。
主な操作の違いは次のとおりです。
| 目的 | 主な操作 | 結果 |
|---|---|---|
| 写真自体が不要 | 通常の「削除」 | Googleフォトと端末上の同じ写真に影響する |
| Googleフォトに残して端末だけ整理 | 「デバイスから削除」 | バックアップ済み写真をGoogleフォトに残せる |
| 端末内の写真をまとめて整理 | 「このデバイスの空き容量を増やす」 | バックアップ済みの対象を端末から削除する |
スマートフォン本体の空き容量と、Googleアカウントの保存容量は別物です。「デバイスから削除」で端末容量を空けても、Googleフォトにバックアップが残っていればGoogle側の使用容量は減りません。
また、Googleフォトアプリから通常の削除を行うと、端末上の同じ写真や、バックアップが有効なほかの端末にも影響する場合があります。大切な写真では、削除前にログイン中のGoogleアカウントとバックアップ状態を確認してください。
「Googleフォトだけから削除したい」「端末だけから削除したい」「削除したのに容量が減らない」といった詳しい違いは、Googleフォトで写真を削除する方法と注意点で解説しています。
端末容量だけを整理する場合は、Google公式:デバイスの空き容量を増やすも確認してください。
初心者がGoogleフォトで失敗しにくくするには?15年以上の相談経験から考える
家電販売店で15年以上、スマートフォンやパソコンの操作相談を受けてきましたが、Googleフォトで困る方にはいくつか共通する状況がありました。
特に確認したいのは、次の4点です。
- どのGoogleアカウントでGoogleフォトを使っているか
- バックアップがオンになっているだけでなく、実際に完了しているか
- 共有リンクや共有アルバムが、現在も必要な公開状態か
- 写真を最終的にスマートフォンとGoogleフォトのどちらへ残したいか
複数のGoogleアカウントを使っている場合、「写真はバックアップされていたが、思っていたものとは別のアカウントだった」ということがあります。操作前には、プロフィール写真またはイニシャルをタップして、使用中のアカウントを確認しましょう。
また、写真一覧に表示されているだけでは、バックアップ済みとは限りません。大切な写真は個別の詳細を確認したり、パソコンのGoogleフォトで表示できるか確かめたりすると判断しやすくなります。
共有した写真についても、送信できた時点で終わりにせず、後から共有範囲を見直すことをおすすめします。共有を停止しても、相手がすでに保存した写真までは削除できない場合があります。
アプリの更新によってボタンの位置や名称が変わることもあります。表示を丸暗記するより、「バックアップする」「探す」「整理する」「共有する」のうち、今どの操作をしているのかを意識すると迷いにくくなります。
まとめ
Googleフォトを初めて使う方は、最初にログイン中のGoogleアカウントとバックアップの完了状況を確認しましょう。
写真を探すときは検索、テーマ別にまとめるときはアルバム、明るさや傾きを整えるときは編集、家族や友人に見せるときは共有を利用します。
共有リンクを作成した場合は、共有が終わった後も公開状態を確認してください。
写真を削除したりスマートフォンの空き容量を整理したりするときは、端末とGoogleフォトのどちらに残したいのかを先に決めます。削除の詳しい操作は、Googleフォトで写真を削除する方法と注意点を確認してから進めてください。
よくある質問
GoogleフォトはiPhoneとAndroidの両方で使えますか?
はい。iPhone・iPad・Androidで利用できます。
バックアップした写真は同じGoogleアカウントでログインしたパソコンなどからも確認できます。ただし、端末容量を増やすときの処理などにはOSによる違いがあります。
Googleフォトのバックアップが終わったかはどこで確認できますか?
Googleフォトを開き、バックアップの状態を確認します。
「バックアップ完了」と表示されているかを確認し、大切な写真では個別のバックアップ情報も確認すると安心です。
Googleフォトの写真をスマートフォンだけから削除できますか?
バックアップ済みの写真であれば、「デバイスから削除」などを使って、Googleフォト側に残しながら端末上のコピーを削除できます。
ただし、通常の「削除」はGoogleフォトと端末上の同じ写真に影響します。操作の違いやiPhone・Androidでの注意点は、Googleフォトで写真を削除する方法と注意点をご覧ください。
白石誠(しらいしまこと)
デジタルたすけの案内役


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