迷惑電話は、iPhone・Androidの標準機能で個別に着信拒否でき、非通知や知らない番号にも別の対策を設定できます。
この記事では2026年8月30日時点のApple・Google・携帯各社の公式情報を確認し、迷わず設定できる順番で紹介します。
iPhoneで迷惑電話を着信拒否する方法は?
iPhoneは「電話」アプリの履歴から、迷惑な電話番号を個別に着信拒否できます。まずはこの方法から始めるのが分かりやすいでしょう。
2026年8月30日時点のApple公式サポートでは、電話アプリの履歴から対象の番号または連絡先を開き、画面を下へ進んで「発信者を着信拒否」を選ぶ方法が案内されています。
操作は次の順番です。
- 「電話」アプリを開く
- 「履歴」または最近の通話を表示する
- 拒否したい電話番号を開く
- 画面を下へスクロールする
- 「発信者を着信拒否」をタップする
解除するときは、「設定」→「アプリ」→「電話」→「着信拒否した連絡先」と進み、対象の番号の着信拒否を解除できます。
家電販売店で操作相談を受けていたとき、意外に多かったのが「一度拒否したら元に戻せないと思っていた」という相談でした。
着信拒否は後から解除できます。迷惑電話だと確認できた番号であれば、必要以上に怖がらず、1件ずつ整理していきましょう。

Androidで迷惑電話を着信拒否する方法は?
Googleの電話アプリでは、通話履歴から対象の番号を選び「ブロック/迷惑電話を報告」で着信を拒否できます。
Google公式ヘルプでは、電話アプリで通話履歴を開き、対象の通話を選んで「ブロック/迷惑電話を報告」をタップする手順が案内されています。一部の手順はAndroid 6.0以降が対象です。
基本の流れは次のとおりです。
- 「電話」アプリを開く
- 「最近」や「通話履歴」を開く
- 拒否したい番号を選ぶ
- 「ブロック/迷惑電話を報告」をタップする
解除する場合は、Googleの電話アプリなら「電話」→「設定」→「ブロックした番号」から対象番号の「ブロックを解除」を選べます。
ただしAndroidは、Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOSなどメーカーによって電話アプリや設定画面が異なります。「ブロック」「着信拒否」「ブロック中の電話番号」など、似た名称を探してみてください。
私が店頭でよく見たつまずきも、この「Androidなら全部同じ画面だと思って探し続ける」ケースでした。
見本と表示が少し違っても故障ではありません。Androidは機種による違いが大きいと知っておくだけで、かなり落ち着いて設定できます。
非通知・知らない番号・国際電話はどう拒否する?
ここは混同しやすいところですが、「非通知を拒否すること」と「連絡先にない番号をすべて拒否すること」は同じではありません。
Googleの電話アプリでは「設定」→「ブロック中の電話番号」→「不明」をオンにすると、非公開番号や特定できない番号をブロックできます。
一方でGoogleは、この設定をオンにしても連絡先に保存されていない通常の電話番号は引き続き着信すると説明しています。
iPhoneでは現在、「設定」→「アプリ」→「電話」から保存されていない番号の扱いを設定できます。Apple公式ガイドでは「不明な発信者をスクリーニング」で、「しない」「通話の理由を尋ねる」「消音」から選べる案内になっています。
「消音」にすると保存されていない番号からの着信は消音され、留守番電話へ送られます。
便利ですが、病院、学校、宅配業者、修理業者、仕事相手など、まだ連絡先に登録していない大切な電話まで鳴らなくなる可能性があります。
15年以上操作相談をしてきた経験からは、スマホに慣れていない方ほど、最初から未登録番号を広く消音するより、迷惑だと分かった番号を個別拒否し、知らない番号は留守番電話で確認する方法のほうが失敗が少ないと感じます。
また、「+1」「+44」などから始まる番号は国際電話です。
警察庁は、令和7年(2025年)中に特殊詐欺で利用された電話番号の約75.5%が国際電話番号だったと案内し、心当たりのない国際電話への注意を呼びかけています。
ただし、「+」から始まるだけで詐欺と決めつけるのは正確ではありません。海外の家族や企業などからの正規の電話もあります。
「国際番号だから危険」ではなく、「海外から電話が来る予定がないのに心当たりのない番号から着信したら、その場で折り返さない」と考えましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクの迷惑電話サービスは?
スマホ本体で着信拒否しても、相手が番号を変えながら電話してくると1件ずつの登録では追いつきません。
その場合は、通信会社側で着信を止めるサービスも選択肢になります。2026年8月30日時点の主なサービスは次のとおりです。
通信会社 サービス 基本料金・申込み 登録件数
NTTドコモ 迷惑電話ストップサービス 月額無料・申込み不要 最大30件
au 迷惑電話撃退サービス 月額110円(税込)・申込み必要 30件
ソフトバンク ナンバーブロック 月額無料・申込み必要 最大30件
ドコモの「迷惑電話ストップサービス」は、登録番号からの電話を通信会社側で拒否し、圏外や電源OFFでも機能します。非通知の電話も登録でき、着信履歴には残りません。
auの「迷惑電話撃退サービス」は月額110円(税込)で、申込みが必要です。登録可能件数は30件で、迷惑電話の着信後に「1442」へ発信して登録する方法も案内されています。
ソフトバンクの「ナンバーブロック」は、2026年8月1日から月額使用料が無料化されました。申込みは必要で、音声通話を最大30件まで拒否できます。
料金やサービス条件は今後変更される可能性があります。利用前には契約している通信会社の最新情報も確認してください。

迷惑電話対策は「全部拒否」より3段階で考えよう
ここからは私見ですが、迷惑電話対策では「できるだけ多くの電話を拒否すること」が正解とは限りません。
私は、①判断を保留する、②迷惑だと分かった番号を拒否する、③繰り返す場合は通信会社や相談窓口を使うという3段階が現実的だと考えています。
まず、知らない番号だからといって、その場で本物か偽物かを見抜こうとしなくても構いません。留守番電話や着信履歴を確認してから判断できます。
次に、営業電話や無言電話など、不要だと確認できた番号は個別に着信拒否します。
それでも番号を変えて繰り返しかかってくるなら、通信会社のサービスを利用したり、着信日時や番号を記録したりして対処しましょう。
契約や悪質な勧誘など消費生活上のトラブルで困った場合は、消費者ホットライン「188」が身近な消費生活センターなどを案内しています。
特殊詐欺など犯罪の可能性を感じる場合は、警察相談専用電話「#9110」もあります。警察庁も、知らない国際電話を無視し、留守番電話などを活用して相手を確認してからかけ直す対策を案内しています。
操作相談の現場で感じてきたのは、「怪しい電話を見抜ける人になる」ことより、分からない電話にその場で答えを出さなくてよい環境を作ることのほうが重要だということです。
電話が鳴ると、どうしても「すぐ対応しなければ」と思ってしまいます。しかし、本当に必要な電話であれば、留守番電話や別の連絡手段で確認できることも多いですね。
まとめ|迷惑電話の着信拒否は個別設定から始めよう
迷惑電話を着信拒否したい場合は、まずiPhone・Androidの電話アプリから、迷惑だと確認できた番号を個別にブロックしましょう。
非通知が多ければ非通知対策、知らない番号が多ければiPhoneのスクリーニングや迷惑電話フィルタ、番号を変えて繰り返される場合は通信会社のサービス、と段階的に追加すると分かりやすくなります。
特に覚えておきたいのは、「非通知拒否」と「連絡先にない番号の拒否・消音」は別の設定だという点です。大切な電話まで逃さないよう、それぞれの対象を確認してから設定しましょう。
よくある質問
着信拒否すると相手には分かりますか?
設定方法によって動作が異なります。スマホ本体での拒否と通信会社側のサービスでは、留守番電話へ送られる場合や、接続できない旨のガイダンスが流れる場合など違いがあります。
知らない番号を全部着信拒否しても大丈夫ですか?
病院、学校、宅配業者、仕事関係など、連絡先に登録していない必要な電話も対象になる可能性があるため注意が必要です。まず個別の着信拒否から始める方法が扱いやすいでしょう。
「+1」や「+44」から始まる電話はすべて詐欺ですか?
いいえ。どちらも正規に使われる国際電話番号なので、それだけで詐欺とは判断できません。ただし、海外から電話が来る心当たりがなければ、その場で折り返さず発信元を確認しましょう。
※本記事の操作名称・料金・サービス内容は、2026年8月30日時点でApple、Google、NTTドコモ、au、ソフトバンク、警察庁、消費者庁の公式情報を確認しています。OSの更新や契約内容により表示・条件が変わる場合があります。
執筆:白石誠(デジタルたすけの案内役)


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